当社の使用する構造木材は、全て九州地方原産によるものです。
木が健康に育つまでには「枝打ち・間伐」といった定期的な手入れが欠かせません。行政の援助が足りない現在では、山林事業者の人口が減り、手入れの行き届かない山林が多数存在します。
そうさせない為には、工務店が出来るだけ地場の木材を使用して、地場の山林事業者と協力して山を守っていかなければなりません。
ラック建築工房では、これからも、末永く皆様に「高品質な国内木材」をお届けする為に山林保全に努めていきます。
「檜」は、日本が世界に誇れる構造材です。古来より日本の建築では、宮殿や仏閣の構造材に檜を使用してきました。現存する世界最古の木造建築物は約1300年〜1400年程前のもので、檜の耐久性を証明しています。当社も含め一般的に住宅の構造材には、杉を使用致します。杉にも檜に似た特性があり、優秀な木材なのです。
実は、檜と杉は同じ「ヒノキ科」の植物で、見た目もよく似ています。しかし、檜が杉と同じ大きさに育つには、杉と比べて2倍程の永い年月を必要とします。その際、檜の断面には、他の木材に比べて密集した年輪が形成されます。これが構造材としての強度を高めます。また、檜は伐採後1200年程、伐採直後よりも高い強度を保ち、さらに、檜特有の香りに含まれる精油成分は、シロアリなどの昆虫を寄せ付けません。これが永い間、構造材として好まれた理由です。
檜は日本と台湾にのみ分布する、貴重な木です。ラック建築工房では、構造材に檜を使用したプランもご用意致しております。